パッケージ次第で定番の食品はより魅力的になる

食品のような、絶対にいつもある必要がある商品というのは、それゆえマンネリになりやすくもあります。
消費者目線から言ったら、栄養のことを考えれば買い続けなければいけないけれど、「今は食べ続けるのがちょっと面倒くさい」「何だか買いたくない」という気分になってしまって、そのためお店側の目線から言ったら売れ行きの思わぬムラが出来てしまうということになったりもするでしょう。

 

商品パッケージを工夫する

しかし消費者目線にしても商品を提供する側の目線にしても、そういったことがなくいつも順調にそのような商品がはけていくことが理想的に違いありません。
そんなときに問題を解決してくれるのが、商品パッケージを工夫することです。
人の気分は見た目にとても左右されます。

だから、いつもと同じ味のものだと分かっていても、商品パッケージを変化させることによって何だかいつもと違うような気分になったということで、飽きが来ていたというタイミングであったとしてもまたそれを手に取りやすくなったりするでしょう。

通常の見た目と違うデザインを見ているだけで、気付けば美味しく食べられていたという気持ちになったりもするはずです。
そのようにして何とか必要ないつもの栄養を摂ったということで、はかどる仕事などもあるわけですから、この効果は結構強いものと考えることが出来ます。

 

パッケージチェンジを定期的に行う

このパッケージチェンジを定期的に行うということは、商品がベーシックなものであればあるほど活きる方法と言えるでしょう。
ベーシックなものというのは、それの中身を変えようとしてももうそれ以上変わらないことも多いのです。

例えば、卵は卵、牛乳は牛乳であって、それらのような基本的な食べ物は風味などの色々なちょっとした変化を追い求めることはできますが、全く新しい何かになるなら人は危機感を覚えるものだと思います。

またその危機感というのは非常に繊細なレベルの話であり、そのような方向性の変化になりそうなのではという予感が生まれた時点で既に、安心感がなくなったような気がして拒否感が出てきたりするといった色合いのものでしょう。

だから、このようなごく基本的なイメージのする食品は、もう中身をチェンジというより、何か外見をチェンジしようとすることの方が、気分を変えて手に取りやすい商品のイメージを作ろうとした際にごく適したやり方となるのです。

 

朋和産業がおすすめするデザインチェンジとは

その時には、いつも定番の商品というのはパッケージにしても定番感があればあるほど好まれはしますから、見た目に関しても基本はずっとこの同じ見た目だけど、今はちょっとだけ変えるといったニュアンスが出ているくらいが、上手い加減かもしれません。

パッケージ専門会社の朋和産業もおすすめしていますが、一番やりやすいのは、季節の変化に乗ったデザインチェンジではないでしょうか。
季節ごとの自然の様子にヒントをもらいながら、適宜デザインを変えたくなった時点でそれ用の絵を考えるのです。

また、パッケージを丸っきり変える形でなく、通常のものの中にピンポイント的に取り入れるだけでもデザインチェンジとなります。

例えば、春には桜の、冬には雪の模様の包装をするのはとても受け入れやすいアイデアだと思いますが、そのように全面改訂するのではなくて、いつものデザインの中にちょっと桜を降らせたようにする、雪が舞っているようにするといった小さな変化でも人の気分の調子に訴えかけることが出来るはずです。

暑中お見舞い、寒中お見舞いのように季節の便り的なものを考えてもいいかもしれません。

 

イベント事があったときにそこに乗っかる

また、イベント事があったときにそこに乗っかる気持ちを表してもよいでしょう。
例えばオリンピックやサッカーの試合があったのでとかで、その応援のような限定デザイン商品が発売されることはメジャーです。

しかしそこまで大きい規模のイベントでなくても、何か素敵な出来事があって、それが皆が「これっていいことだよね」と思いやすいことなら、何でも題材になるはずです。

そのため実は商品の外見を変えるということについて、アイデアに頭を悩ませるということはそこまでないということで、そういった意味でもパッケージデザインを変えてみるということは、やりやすい販促行動と言えるに違いありません。

ずっと同じものを見ていたので飽きた、食べる気がなくなったという人の買い控えを解消出来るだけでなく、そのように定期的に外観の変化があれば、それについてのコレクションをするつもりのファンが付くかもしれません。
可愛いものや、期間限定ということで希少に思えるものは、人は集めて取っておきたくなるものです。

 

まとめ

食品に対して包装の見た目を変えるということだけで、そのような類の売り上げの効果まで予測出来るというのは、やはりよいことと言えるのではないでしょうか。

その際に人気になった見た目のものを、リバイバル販売することなどを考えて動向を見ておくことを並行してやっても、売り手側も買い手側もわくわく出来そうです。
食品という、人が必ずずっと一緒にいるタイプの商品に関して、改めてとても向いているやり方と考えることが出来ます。